「アマチュア三段」
アマチュア六段の方に、「何段くらいから、将棋が強いと認められますか?」とインタビューしたところ返ってきた答えです。
三段になると、序盤・中盤・終盤のバランスが良く、三段以上の段位の方からは「一筋縄にはいかない相手」、級位者からは「手が届かない相手」と認識されます。
今回は将棋ウォーズで三段の壁を突破するためのポイントについてご紹介します。
三段は価値が高い段位
アマチュア三段になり免状を取得すると、「将棋普及指導員」の資格が得られます。将棋普及指導員になると、将棋連盟が主催する各将棋教室の講師に応募する権利があたえられます。
三段以上の免状が必要ですので、二段と三段では明確に線引きがなされています。
将棋ウォーズの三段
将棋ウォーズの段級は、そのままアマチュアの段級として認定することが出来ますので、将棋ウォーズで三段を取得したら、アマチュア三段として認定されたことと同じになります。
将棋ウォーズを、将棋を指すメインの場所にしていて、さらに「将来は将棋関連の職業に就きたいな~」と思っている方は「三段」は目指すべき段位になります。
将棋ウォーズの三段の壁を突破①:時間制限への対応
三段相当の将棋の棋力がある方でも、将棋ウォーズで三段になる為には特殊な慣れが必要になります。
それは、「時間制限」への対応です。
三段クラスになると、対戦相手も早指しに慣れており、こちらの時間を削るために、こちらを焦らせるような手を指してくるようになります。その為、例え「10分切れ負け」のルールで対局していても時間があっという間に無くなってしまいます。
実際、私も三段の方と対局した際に、時間切れで負けてしまいました。
時間制限に慣れるためには、とにかく早指しに慣れるしかありません。
将棋ウォーズの三段の壁を突破②:将棋の学習
三段になるころには、自分なりの一通りの学習スタイルが出来上がっていると思います。序盤力の向上であれば、「定跡研究」、中盤力の向上であれば「次の一手問題を解く」、終盤力の向上であれば「詰将棋を解く」などが主流かと思います。
もし、三段を目指している際に負けが込んでいるのであれば、どこに弱点があるのか、棋譜を振り返ることをおススメします。棋譜を振り返って、自分の弱点を冷静に分析した上で、弱点を克服するように学習方法を変えていくのです。
非効率な方法で学習を進めていることが、成長をストップさせている原因である可能性もあるので、アマチュア三段以上を目指す方に必要なのは、「学習の変化」だと思います。
今までのやり方で負けているであれば「変えていく」ことが大切です。
まとめ
- 三段は価値が高い。
- 将棋ウォーズの段級は、そのままアマチュアの段級として認定されるため、将棋ウォーズで三段を目指すことには価値がある。
- 時間制限になれる為に、早指しに慣れることが大切。
- 負けが込んでいるのであれば、棋譜を分析し、学習スタイルを変化させていくことが大切。
アマチュア三段と名乗れたら、将棋関係者、将棋を指している人から「将棋が強い」と認識されます。将棋の強さを目指している方は、三段を目標に将棋を楽しんでみてはいかがでしょうか。