将棋ウォーズで対局を重ねると昇級・昇段していきますが、「初段へ上がるには壁がある」と言われています。
ここでは、初段になれないという方のために、初段を突破する方法などについてご紹介していきます。
昇段
将棋ウォーズの段級は、初めは30級からスタートし、1級ずつ上がっていきます。
1級からある一定の条件をクリアすると、初段になります。
昇段の仕組み
将棋ウォーズでは「達成度」という指標を用いていて、達成度が100%に到達すると、昇級・昇段になります。
達成度は、対局に勝利すると上がり、対局に敗北すると下がります。
また、自分の段級と比べて段級が下ではなく上のプレーヤーと対局した時の方が、達成度の上昇率が上がる仕組みが採用されています。
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初段の壁
将棋ウォーズに限らず、アマチュア級位者の方に目標を聞いた時に多い答えがこれです。
「初段を目指したい」
初段に近づいてくると対戦相手の実力が上がることに加えて、本気度が高いプレーヤーが増えてきますので、これまで以上に実力が問われることになります。
初段の棋力
具体的な指標はありませんが、このクラスに共通していることは、
- 得意戦法を持っている、
- 受けにも比重を置いている、
- 数手差の勝負になり易い
などが挙げられます。
この内③を説明しておくと、級位者の場合は、勝負が大差になることも少なくありませんが、段位者クラスになると1手間違えると逆転を許すような拮抗した勝負になることが増えてきます。
その為、より指し手の正確さが求められるようになります。
初段を突破するために
序盤、中盤、終盤の力をバランス良く磨いていくが大切です。
「序盤でリードを奪い、中盤にリードを広げ、終盤に逃げ切る」ことが理想ですが、初段クラスになると、序盤にリードを奪われる、中盤にリードを広げられる、相手がリードした状態で終盤に入るなど、こちらの思い通りに進まないことも増えてきます。
そのような時に、自分の優勢を維持するのか、粘って逆転を目指すのかなど、局面によって指し手を変えていくことが勝利を引き寄せる上で大切になってきます。
序盤、中盤、終盤の力をバランスよく磨くことによって、局面に応じた指し手の精度が上がり、結果として初段突破の力となっていきます。
まとめ
- 初段への壁はある。
- アマチュアの級位者は初段を目標にすることが多い。その為、初段付近には本気度の高いプレーヤーが集まってくる。
- 初段クラスになると、これまで以上に実力が問われる。
- 初段へ行くためには、序盤・中盤・終盤の力を総合的に磨いていくことが大切になる。
将棋ウォーズなどのオンライン対局に限らず、将棋会館道場でも初段クラスになると級位者との対局が減り、段位者同士のよりレベルの高い対局が待っています。
相手が強ければ強いほど、対局を重ねることで棋力は向上していきますので、将棋が強くなりたいかたはぜひ初段を目標にして、対局を重ねるといいと思います。