ついに通算対局数が3億局に到達した大人気のオンライン将棋ゲーム「将棋ウォーズ」。
将棋ウォーズをプレーされている方の中には、「過去の棋譜を解析することは出来るのかな・・」と疑問を持たれている方や、「過去の棋譜を解析するにはどうしたらいいんだろ・・」と具体的な方法を知りたい方など、棋譜解析にお悩みの方もいらっしゃると思います。
ここではそのような方向けに、その方法をご紹介したいと思います。
棋譜解析とは
実際の指し手をコンピュータに調べさせ、コンピュータの判断の元、優劣判断を行う一連の作業を意味します。
コンピュータに調べさせるために、コンピュータが認識可能な「棋譜データ形式」があります。
将棋ゲームの棋譜データ形式
棋譜(KIF)形式
将棋ウォーズなどのコンピュータ上の棋譜データは、棋譜(KIF)形式というファイル形式で保存されることが一般的です。
ファイル形式が統一されていることで、色々なアプリケーション間で棋譜データのやり取りを行うことが出来ます。
コンピュータ将棋協会(Computer Shogi Association)
コンピュータ将棋の標準化を推奨すべく設置された任意団体で、通称CSAと呼ばれています。
この団体の活動もあり、オンライン将棋ゲーム、市販で販売されているコンピュータ将棋ソフト、又はプロ棋士の棋譜データまで、あらゆる棋譜が一つの形式で保存されるようになりました。
将棋ウォーズの棋譜解析機能
棋神解析機能
将棋ウォーズの「棋神解析機能」を利用して、過去の棋譜を解析することが出来ます。
将棋ウォーズの棋神解析機能は、解析に「ponanza」の思考エンジンを採用していることもあり、解析精度が高いことでも有名です。
過去の棋譜を探す
将棋ウォーズ内で、過去に指した棋譜データを検索する機能が搭載されていますので、「過去の棋譜を検索して、棋神解析機能を利用して棋譜を解析する」といった使い方が出来ます。
便利なウェブサイト「棋譜検索β」
将棋ウォーズで対局した棋譜を棋譜(KIF)形式で出力出来る「棋譜検索β」というウェブサイトがあります。
驚くことに、このウェブサイトでは将棋ウォーズ内で使用されている「ユーザーID」を指定すればその人の棋譜を抽出することも出来ますので、将棋ウォーズで対戦した対局者を分析したい場合や、段位が高い人の棋譜を分析したい場合などにも、気軽に棋譜データを抽出することが出来ます。
他ソフトを使った棋譜解析方法
棋譜データを解析ソフトにかける
「棋譜ファイルを読み込み、解析する機能」が多くの将棋ソフトに搭載されています。
「将棋所」、「GPS将棋」、「Bonanza」、「ponanza」、「Blunder」といったフリーソフトにも搭載されていますので、将棋ウォーズで対局した棋譜データをKIF形式で出力し、それを該当ソフトに読み込み、それぞれのソフトの思考エンジンを使って解析することが出来ます。
大事なのは、「どの思考エンジンにかけるか」
将棋ソフトごとに思考エンジンは異なりますので、精度の高い棋譜解析を行いたい場合は、コンピュータ将棋選手権などで実力・認知度共に有名なソフトを使うのが有用です。
その為、棋譜解析に「ponanza」を使用している人も多いです。
まとめ
将棋ウォーズの棋譜解析は、ゲーム内でも、他の将棋ソフトを使ってでも出来ますので、非常に便利です。
これまで使用したことが無い方はぜひ一度使ってみて、将棋の実力アップを図ってみてはいかがでしょうか。