将棋ウォーズのように切れ負けの将棋では、戦法選びも重要になってきます。
ここでは「将棋ウォーズ初心者」の方向けに、おすすめの戦法をご紹介したいと思います。
原始棒銀
「ひふみん」こと加藤一二三さんの得意戦法で有名です。
飛車先を突破する目的で、守備の強化を放棄して、なりふり構わず銀が前に進んでいきますので、攻め方が分かり易いのが特徴です。
一方、攻め方が単調になり易いため、一定の段級に達すると必ず対抗策を講じてきますので、その対策も用意しておくことが大切です。
居飛車の戦法で、「居飛車 対 居飛車」の場合に採用出来ます。
右四間飛車
攻撃力の高さから人気の戦法です。
飛車、角、銀、桂を総動員させ攻めていくので、相手が受け方を間違えれば、その攻撃力の高さから相手陣をあっという間に崩壊させるほどの爆発力があります。
注意点は原始棒銀と同じく、攻撃に比重を置いている戦法なので、相手のカウンターなどに注意が必要です。
居飛車の戦法で、「居飛車 対 居飛車」、「居飛車 対 振り飛車」の両方で採用出来ます。
原始中飛車
飛車を5筋に振り、攻めていく戦法です。
原始棒銀と同じく、飛車先の突破を目的として銀が5筋を進んでいきます。
原始棒銀と違う点は、守備を強化しつつ攻めていく点です。
飛車を5筋に振りますので、そのままだと王様と飛車が近い位置にあり、将棋の格言である「玉飛接近すべからず」という悪い位置取りになります。
攻守にバランスを取りつつも攻めに比重を置いているので、相手の出方に応じて緩急をつけて戦うことが出来ます。
振り飛車の戦法で、相手が居飛車であっても振り飛車であっても採用出来ます。
どんな相手にも対応出来る
原始棒銀、右四間飛車、原始中飛車を覚えておけば、相手が居飛車であっても振り飛車であってもいずれかの戦法を採用出来るので、戦法の選択に迷いが無くなります。
また、戦法を限定して対局を重ねることで戦法への理解も深まりますので、始めたばかりの方はまずはこれらの戦法を中心に対局を重ねるのがいいでしょう。
得意戦法があるなら
将棋には多種多様な戦法がありますので、お気に入りの戦法があるのであれば、その戦法を中心に対局を重ねるのがいいと思います。
まとめ
- 「居飛車 対 居飛車」のお勧めは原始棒銀、又は右四間飛車
- 「居飛車 対 振り飛車」のお勧めは右四間飛車
- 「振り飛車 対 振り飛車」のお勧めは原始中飛車
- 原始棒銀、右四間飛車、原始中飛車を覚えておけば、相手に合わせて対応出来る。
- 得意戦法があるならば、その戦法を中心に対局を重ねるのが良い。
将棋ウォーズでは、採用した戦法ごとの勝率も確認することが出来ます。
過去の対局を振り返って勝率が良い戦法、逆に勝率が悪い戦法を確認することは、自分の強みや弱みを客観的に分析することに繋がるのでおすすめです。