将棋ウォーズにおける棋力レーダーチャートの内、「守備力」とは何かや上げ方などについてご紹介していきます。
将棋を指す上で、超重要な力!
将棋ウォーズ高段位者の方で、守備力が極端に低い方はいません。それだけ大切な力です。
守備力は、文字通り「守りの手」を指す傾向によって評価されていきます。
将棋は相手の王様を詰ますゲームですが、言い換えると「自分の王様を詰まされないようにする」ゲームでもあります。
守りの力が弱いと、詰ます前に詰まされてしまいます。
高段位者の方は、攻めももちろん強いですが、それ以上に守りに気を配っています。
相手が奇襲や急戦を仕掛けてきた場合は、まずは守りから入り、カウンターで相手に攻め込むことを常に考えています。
サッカーのイタリア代表のような徹底した守備に重きを置く戦術は、相手を疲弊させ、勝利へ繋げるための重要な要素となります。
プロ棋士では「千駄ヶ谷の受け師」こと、木村一基九段が、受けに比重をおいた棋士であることで有名です。
守備力が高ければ、棋力も高い
守りに気を配れる方は、将棋の棋力も高いと思います。
受けが大切だということが分かっている証拠ですし、将棋を始めたばかりの方によく見られる「攻めの手しか指さない」ことは無くなっていると考えられるからです。
棋力レーダーチャートの中でも重要な力として見ていい
棋力レーダーチャートは全6項目で構成されていますが、その中でも守備力は大事な項目になります。
関連記事:棋力レーダーチャートの各項目について
将棋ウォーズをプレーしている方で、「なかなか勝てないな~」と悩まれている方は、守備力がどうなっているか確認してみることをおススメします。
守備力が極端に低い場合は、守りをおろそかにしていることが原因で、勝ちを逃している傾向にあるかも知れません。
守備力より大切な力がある
守備力は大切な力ですが、「攻撃力」と「終盤力」の方がより大切です。
将棋界のスーパースター羽生善治棋聖は、「勇気を持って、新しい手(攻める手)を指さないと将棋は強くなれない」とおっしゃっています。
隙や弱点を見つけたら、切り込んでいく姿勢を見せ、失敗を恐れずに勇気を持って指していくことが将棋の棋力向上には大切です。
守りの手を中心に組み立て相手のミスを待つような指し方では、隙や弱点を見抜く力が伸びていきません。
まとめ
- 守備力は、棋力レーダーチャート内でも重要な項目。
- 将棋ウォーズ高段位の方は、守備力も高い。
- 守備力よりも大切な力がある。
将棋ウォーズで高段位になるころには、守備力は自然と上がっていると思います。
特に意識してあげていく力ではありませんが、級位が低く、棋力レーダーチャートを見て守備力が低い方は、守りにも気を配って将棋を指すことをおススメします。