昨今、藤井聡太四段の活躍などにより、将棋界は盛り上がりを見せています。
日本将棋連盟の道場来場者数は昨年比で15%増、連盟が運営している子どもスクールも新規入会をストップさせるほどの人気ぶりをみせています。
この将棋ブームを受け、これから将棋を始めたいと思っている方もいらっしゃると思いますが、将棋の段級(アマチュア)はどのように認定されるかご存知でしょうか。
段級は将棋の実力(棋力)の指標になりますので、ここでご紹介したいと思います。
段級認定方法
日本将棋連盟の公式ホームページに段級の認定方法が紹介されています。
- 将棋会館道場で対局し、認定を受ける。
- 将棋大会や普及指導員の認定を受ける。
- 日本将棋連盟機関誌の将棋世界の昇段コースに合格する。
- NHK将棋講座テキストの認定問題を受ける。
- 日本将棋連盟公認の将棋ソフトで認定する。(将棋ウォーズ、将棋倶楽部24、81Dojo)
など色々な方法がありますね。
色々な方法で段級を認定出来るということは、即ち、棋力には統一された指標が無く、あくまで客観的な指標でのみ図れるものであることを意味しています。
趣味で将棋を楽しまれている方の中には「これやってるんだけど、実際どのくらいの棋力なんだろう・・」という疑問をお持ちの方も多いのではないかと思います。
筆者の考えでは、アマチュアの棋力は将棋会館道場での段級を基準に置くと良いと思います。
将棋会館道場では下は15級から上は六段まで認定可能ですが、昇級・昇段規定が非常に厳しいものとなっていることに加え、対局中に不正が出来ない点や、数多く対局する必要性があることなどから客観性が保たれていると思います。
今回、色々な世代に人気の高いスマホアプリ「将棋ウォーズ」を例に取り、将棋会館道場での段級と比較することで棋力の目安をご紹介したいと思います。
将棋ウォーズでの段級の認定範囲
将棋ウォーズの段級は、下は30級から上は九段まであります。
対局を重ね、一定の勝率になると昇段・昇級出来る仕組みになっていて、将棋ウォーズの段級位と同じ免状・認定状を取得できます。
但し、取得できる免状・認定状は5級~六段までとなっています。
これはアマチュアの段級の上限が六段までに設定されている為で、将棋会館道場で認定出来るのも六段までです。
将棋ウォーズでの棋力認定の精度
将棋ウォーズの対局は①10分切れ負け、②棋神システム(お助け機能)を採用している為、制約がかかった中で行うことになります。
また、インターネット上での対局ですので、相手がコンピュータソフトを見ながら指す、所謂ソフト差しをしているかも知れませんし、または酔っ払った状態で将棋を指しているかも知れません。
この色々な条件にばらつきがある為、将棋ウォーズの段級は、客観性を欠くものであると思います。
将棋会館道場と将棋ウォーズ
筆者は将棋会館道場のスタッフとして、来場されたお客様の手合いをつけています。
将棋会館道場に初めて来場されたお客様には、まず棋力を伺うのですが、明快な段級をお持ちでない方は、将棋倶楽部24か将棋ウォーズでの段級を伺います。
将棋ウォーズの場合は伺った段級から5~6級下げて初期手合を組みます。
例えば、将棋ウォーズ1級の方は将棋会館道場で6~7級前後の方と手合をつけます。
スタッフとしての経験上、この手合で五分五分の勝率になると感じていますので、将棋ウォーズの段級で自分の棋力を図りたい方は、目安として「マイナス5~6級」前後とされるのが良いかと思います。
まとめ
- 将棋ウォーズは日本将棋連盟公認の将棋ソフト。その為、段級の認定が出来る。
- 将棋ウォーズでは、将棋ウォーズの段級位と同じ免状・認定状を取得出来る。
- 段級の目安はあるが、10分切れ負けルールや棋神システム(お助け機能)があるなどの理由で、客観的な棋力が図れるとは言えない。
- 将棋ウォーズで認定された棋力の「マイナス5~6級」前後にすると、将棋会館道場での棋力に近づく。
- 将棋ウォーズの段級を元に、将棋会館道場で対局するのもお勧め。
将棋ウォーズは日本将棋連盟公認の将棋ソフトの一つで、演出も過激で面白いので、将棋好きの方、棋力の目安を知りたい方はぜひプレーしてみてはいかがでしょうか。