将棋ウォーズには、棋力レーダーチャートという機能が搭載されています。
棋力レーダーチャートは、将棋ウォーズで自分が指した指し手をコンピュータが解析し、項目ごとにグラフ化したもので、下記の6項目から成り立っています。
- 攻撃力
- 守備力
- 芸術力
- 早指力
- 戦術力
- 終盤力
棋力レーダーチャートの項目
残念ながら、現在は6項目の詳細な仕様は公開されていませんが、以前は各項目の簡単な説明文がアプリ内に掲載されていました。
アプリ内に掲載されていた説明文と評価基準を下記に纏めます。
棋力レーダーチャートの項目説明文と評価基準
項目 | 説明文(※1) | 評価基準(※2) |
攻撃力 | 攻撃的な棋風です | 攻撃的な指し手が多いか |
守備力 | 守備的な棋風です | 守備的な指し手が多いか |
芸術力 | 独創的な棋風です | 定跡外の指し手が多いか |
早指力 | いかに早く指しているか | 一手一手にどれくらいの時間をかけているか |
戦術力 | 定跡に対する知識の豊富さ | どれくらいの戦術(戦法)を採用したか |
終盤力 | 終盤の寄せの正確さ | 終盤、評価値を下げない指し手を続けられたか |
※1 現在は公開されていません。(H29.10.27時点)
※2 筆者独自の見解です。
棋力レーダーチャートの各項目の評価値を上げたい
棋力レーダーチャートは、あくまで指し手の特徴を知る指標の位置づけになりますので、そこまで評価値を上げることにこだわる必要は無いと思います。
どうしても評価値を上げたい方は各項目の評価基準を意識した上で対局を重ねると良いと思います。
例
- 早指力を上げたい・・とにかく早指しで対局を行う。
- 芸術力を上げたい・・定跡外の戦術を多く採用する。
- 戦術力を上げたい・・一つの戦術に偏らず、様々な戦術を採用する。
棋力レーダーチャートの活用
棋力レーダーチャートを活用して、自身の指し手を客観的に分析するのに役立てることが出来ます。
また、他プレーヤーの棋力レーダーチャートを確認することによって、そのプレーヤーの特徴を知ることも出来ます。
まとめ
- 現在、棋力レーダーチャートの明確な仕様は公開されていない。
- 棋力レーダーチャートの各項目の評価値を上げたい場合は、各項目の評価基準を意識し、対局を重ねると良い。
- 棋力レーダーチャートを活用して、他プレーヤーの特徴を知ることが出来る。
棋力レーダーチャートを活用することで、自身の指し手や他プレーヤーの特徴を客観的に分析することが出来ますので、今まであまり意識してこなかった方は活用してみてはいかがでしょうか。